料育とは、料理を教わること(教育)ではなく、料理をつくることを通じて、創作すること、表現すること、感じること、発見すること、つながること、成長することのいろんな「楽しさ」を主体的に感じ、楽しい毎日を「育む(はぐくむ)」ことです。
料理はつくる人が自由に楽しむもの。いつのまにか世の中に出来上がった「料理はこうあるべき」「正しい料理の作り方」といったルールや答えのようなものに捉われることなく、料理を通じて、自由にいろんな楽しさを感じることが、「楽しい毎日」を育むことにつながっていくと考えます。つくる人が心から楽しんで作った料理は、その料理を食べる人にとっても、きっとステキな料理になると思います。 料理をする全ての人にとって、いつまでも「料理をすること=楽しいこと」であることが、幸せに満ちた世の中をつくることだと考えます。わたしたちは、そのための「ヒントになるといいな」と思うことを、様々な視点や方法で、「楽しく」お伝えしていきたいと思います。 |
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食育との違い
「食育」は、「食の知識」を教育の場や家庭で教わり、「食べること」の知識を身に着け、健全で健康的な生活を営むことができるようになることに主眼を置きます。
「料育」は、「料理の楽しむ」ことを通じて、日々の生活のなかで、創作や表現すること、発見すること、成長すること、コミュニケーションしたり繋がったりすることの「楽しさ」を主体的に感じることで、毎日がもっと楽しくなることに主眼を置きます。
「料育」は誰かに教わることではなく、料理をつくること通じて、自分が楽しいと思えることを「自分自身が感じる」ことが大切だと考えます。料理に正解が無いように、「料育」は答えを教わるものではなく、「自由に感じる」ものなのです。