「ねぎま」は鶏ではなく「鮪」だったらしい。その味を確かめてみた。

「まぐろのねぎま」を作ってみた

「ねぎま」は本来「鮪」だった。

焼鳥の定番メニュー「ねぎま」。焼鳥好きの私も焼鳥屋さんで必ず注文するのだが、「ねぎま」は「葱間」だとこの歳までずっと思っていた。葱が鶏肉の間に挟まっているから「葱間」。違うらしい。

「ねぎま」の「ま」は「鮪のま」ということを最近知った。江戸時代に葱と鮪を一緒に煮込んだ鍋料理が人気で、それを「葱鮪(ねぎま)鍋」と呼んでいたそうな。その鍋料理を串スタイルしたも「葱鮪」。まぐろの値段がだんだん高騰しちゃったので、まぐろの替わりに鶏肉を使ったのが定番化されて、今の「ねぎま」になったらしい。

そうだったのか。ねぎまは「まぐろ」だったのか。どんな味だったのだろう。
作ってみた。

まぐろのねぎまの作り方

作り方はいたってシンプル。

  1. 長ネギと鮪のサクを買ってくる。
  2. 葱を3㎝くらいに切る。
  3. 鮪をブロック状に切る。
  4. 串に刺す。
  5. 焼く。 以上。



本マグロは高いのでキハダマグロの刺身用のサクを購入。刺身用のサクは骨が無いので便利。こんな感じで串に刺していく。
(まぐろは、肉の筋に対して直角に串を刺すと身が焼いた時にほどけにくいですよ。)


準備完了。あとは焼くだけ。

焼き加減はミディアムレアがおすすめ

江戸時代はIHグリルやオーブンなんてなかっただろう。なので炭火で焼いてみることにした。
炭火で焼くほうが絶対においしいしね。



炭火で焼いていきます。うまそうじゃないか。

まぐろのねぎま、できあがり!


めちゃくちゃ、おいしいです!

焼き加減がポイントで、焼きすぎるとまぐろがホロホロになるので、おススメはミディアムレア。表面は焼けてて中は半生くらい。焼きの旨さと生の旨さが共存し、しっとりとした艶めかしい食感がある。
江戸時代の人も、まぐろのねぎまで一献傾けていたことだろう。ということで、私ももちろん日本酒に合わせた。最高。

味付けは塩でもタレでも◎。
シンプルに塩だけで食べてもうまい。塩の場合はワサビを塗って焼いたワサビ焼きバージョンもおすすめ。みりんと醤油のタレをつけて焼いても、もちろんうまい。

次のバーベキューからは定番になること間違いなしです。
「まぐろのねぎま」、ぜひお試しください。

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