釣って楽しい、食べておいしい! ― 秋の味覚に「ハゼ」を推したい。

秋の味覚に「ハゼ」はいかが?

新しい秋の味覚としての「ハゼ」

みなさん、秋の味覚といえば何を思い浮かべますか?栗、柿、葡萄、松茸、サツマイモに新米。魚なら秋刀魚に秋鮭・・・
おいしい秋の味覚は枚挙にいとまがないけど、「ハゼ」と答える人は少ないだろう。
でも私は、秋の味覚として「ハゼ」を敢えて推したい。

「ハゼ」はどんな魚?

ハゼはスズキ目ハゼ科の魚で真鯊や真沙魚と書く。全国の海や汽水域の砂地や泥地にいる。ハゼは皮膚呼吸に優れてるらしく、魚なのに空気中でもしばらく活動できる。岩や泥の上で飛び跳ねたりしてるのを見ると、魚というより両生類っぽい感じがする。ハゼにもいろんな種類がいるけど、代表的なのが「マハゼ」。

「マハゼ」(Wikipediaより)
このマハゼ、秋になるとたくさん釣れるのだ。

秋のハゼ釣りにハズレ無し

水温が下がり始める10月ごろからがハゼ釣りの本番。ハゼ釣りはとても簡単で、針にエサ(青虫がおすすめ)を付けてちょっと投げておけばOK。
10月中旬のお天気の日、息子達を連れて吉井川の河口(岡山市東区)にハゼ釣りに繰り出した。

「釣らないと今晩のおかず無いよー」(親子で釣りをしている世のお父さんが必ず言っているセリフ)
とか言ってると、

「おりゃ!ダブルゲット!」
すぐに釣れた。この後も投げては釣れ、投げては釣れの入れ食い状態。4時間で60匹のハゼを釣り上げた。大漁!(ハゼは浅瀬が好きなので、浅瀬を狙うのがおすすめ。)
毎年この時期、吉井川の河口はたくさんハゼが釣れる。息子達も楽しそうで何より。

セイゴも数匹釣れた。

釣ったハゼをさばく

たくさん釣れたのでさばくのも大変だけど、みんなで手分け。「自分で釣った魚は自分で捌くのが真の釣り人だよ」ということで息子達もハゼをさばく。

 
子どもはコツをつかむのが早いね。

釣りたてのハゼの鱗を包丁でこそぎとって、頭を落として、内臓を出して、流水でお腹を洗う。人は命をいただくことで生きているということを少しは実感してくれたかな?1時間くらいで下準備完了。

骨までカリカリのハゼ唐揚げ

サイズが小さいハゼは骨までカリカリに揚げて食べるのがおすすめ。この日のハゼはどれも小さかったので、全部唐揚げに。簡単だしね。
下処理したハゼに軽く塩を振ってしばらく置く。キッチンペーパーで水気を取って、片栗粉をまぶし、あとは揚げるだけ。


身はサクサクフワフワで骨まで食べれて、きちんとした魚の風味もあって、こりゃ、ビールが合うね。

晩ご飯では、ハゼの唐揚げの取り合い。4時間釣って、1時間下ごしらえした60匹のハゼは10分で無くなったけど、これぞハゼの魅力。自分で釣って自分で捌いて食べる、釣りの醍醐味も手軽に味わえるのだ。

釣って楽しい、食べておいしい秋の味覚「ハゼ」。秋晴れの日はハゼ釣り&ハゼ料理、おすすめですよ。

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