クリスマスはのんびりとローストチキン作りを楽しむ
ここ数年クリスマスディナーには、ダッチオーブンでローストチキンを作るのが恒例になった。
今年も作ったので、その様子をお伝えします。あくまで素人の作り方ですが、失敗談もあるので何かと参考になれば幸いです。
寒いけど楽しいクリスマスのローストチキン作り
ここ数年、クリスマスには丸鶏でローストチキンを作っている。もう数年続いていて、そろそろ子ども達も飽きたころかなと思って「今年のクリスマスは何が食べたい?」と聞いてみたら「ローストチキンに決まってるやろ!」と即答された。
ということで今年も作りました。
丸鶏マリネ中。
この時季、スーパーでも丸鶏が出回る。今回は子ども達が食べ盛りのため大きめのサイズの丸鶏にした。
- まずはお腹の中を重点的に流水できれいに洗い、キッチンペーパーで水分をしっかり拭き取る。
- スパイス塩を作る。分量は適当お好みで。(今回は岩塩、あらびきペッパーをメインに、ナツメグ、パプリカ、カルダモン、シナモン)
- スパイス塩をまんべんなく丸鶏にまぶす。お腹の中にもしっかりと塗り付けるようにまぶす。
- お腹の中にニンニク4~5かけとローリエ1枚を入れる。
- 頭からお腹まで空洞になっているので、中のニンニク達が出てこないように、竹串で頭とお尻の開口部(お尻なのに開口部って変だけど)を閉じてタコ糸で縛る。
- 脚もプラプラするのでグイっと背中側に持ち上げて縛る。
- ジップロックにオリーブオイル、ハチミツ、スライスしたニンニク、ローズマリーの枝を入れ、そこに丸鶏を入れて5時間くらい寝かせる。
下準備完了。
ハチミツを入れたのは、焼き上がりに照りが出て香ばしくなるとのことで、今回初めて入れてみた。
丸鶏をダッチオーブンでローストする
寝かせた丸鶏をダッチオーブンに入れる。すきまに、じゃがいもを入れる。じゃがいもじゃなくてもいいのだけど、水分の多い野菜は仕上がりがべちゃべちゃとしてしまうので、じゃがいもがベストかもしれない。
今回は大き目の丸鶏だったので、ぎりぎりダッチオーブンに収まった。これ以上大きいのは無理だな。
底は直接鶏が触れないようにロストルかアルミホイルを敷こう。
七輪で炭火をおこす。子どもにとっては庭でオフィシャルの火遊びができるとあって、おそらくこれが楽しいのだろう。私だって楽しい。スープでも飲みながらのんびり炭火がいい感じになるのを待つ。
寒いけどあったかい。
炭火がいい感じになってきたらダッチオーブンを七輪にかける。この時、ダッチオーブンの蓋の上にも炭火を置いて、上下からローストする。ロースト時の火の割合は上7下3が基本。下からの火は、直接火の先が当たらないくらいでよい。
ダッチオーブンを使う時は七輪がコンロとしてベストだと思ってる。七輪は火も起こしやすいし丈夫だし最強だと思う。
丸鶏の大きさにもよるけど、50分くらいローストする。
火にかけてしばらくしたら、だんだんとオーブンと蓋の間からいい匂いが漏れてくる。
肉汁が鍋底にしたたり落ちるたびにジュージューと音を立てる。そしてまたいい匂いがしてくる。
ダッチオーブンのいいところは、したたり落ちた肉汁で鶏を蒸し焼きにするので、肉汁のうまみがお肉にもう一度カムバックしてくるところだと思う。早く食べたい。
焼き上がりまで火で暖まりながら、鶏の焼ける匂いをつまみにビールを飲みながらじっくり待つ。ダクト飯ならぬダクトつまみだ。鶏の焼ける匂いだけでビールが3本飲める。
焦げてしまった
さて、50分たって、いよいよ出来上がり。蓋を取ると・・・
焦げてる!!!
あわわわ・・・。みんな大好きの鶏皮が焦げてる・・・。
焦げた原因を分析すると、
- 漬け込みにはハチミツを入れたので焦げやすくなった。
- 丸鶏のサイズがでかくなったので、蓋からの熱が近くなり熱が伝わりすぎた。
対策としては鶏の上に二重くらいアルミホイルを敷いて蓋をしたほうが良さそうだな。
ま、焦げたのは仕方ないので、次からこの反省を生かすのみ。
でも味は格別!やっぱりローストチキンだね
焦げ部分をペロっとはがして完成。焦げを取り除けば何も問題ない。パリパリの鶏皮は食べれないけど・・・
今回は焦がすという失敗もありつつも、スパイス塩にカルダモンやシナモンを入れたことで、ワイルドさのなかにも上品さがある味になった。ほのかなハチミツの甘みもいい感じだ。
今年もローストチキン完成。メリークリスマス!!