4月8日は「花まつり」!そもそも花まつりって・・・?
最近のカレンダーには記載のないものが多いようですが、以前はカレンダーや手帳の4月8日には「花まつり」と書いてあるのをよく目にした記憶があります。「花まつり」って何なの?と調べてみてお釈迦様の誕生日であることを知ったのですが、日本でイエスキリストの誕生日(12月25日)があれほど盛り上がっているのに対してお釈迦様の誕生日はあまり浸透していないですよね・・・。
食いしん坊としては「もしかしたら『花まつり』にも何か特別に食べるものがあるかも!?」と思い、調べてみましたよ!
「花まつり」は何をする日?
「花まつり」の正式名称は「灌仏会(かんぶつえ)」。日本では、様々な草花で飾った花御堂(はなみどう)の中で、甘茶の入った桶の中央へ安置した誕生仏像に、柄杓で甘茶を掛けてお祝いするそう。お釈迦様の生誕時に産湯を使わせるために9つの竜が天から清浄の水を注いだという伝説に由来するそうです。
そこで、「灌仏会」の法要等々やっていそうなお寺を調べて、4月8日に東京タワー近くの「増上寺」に行ってきました!
誕生仏像に甘茶をかけるためにちょっと列ができていたので並んで、甘茶をかけてきました。
コロナ前までは甘茶をふるまったりもしていたそうですが、今年はやっていないとの事でした。残念!
他のお寺には稚児行列や、様々なイベントなどもあわせて大々的にお釈迦様の誕生日を祝うところもあるようです。
「甘茶」を飲んでみました!
「灌仏会に特別に食べるもの」が調べてもわからなかったので誕生仏像にかける「甘茶」を飲んでみました!
以前は灌仏会の法要をするお寺で一般の客にもふるまわれてたというし、灌仏会に食すもの、として間違いではないかな?と思い・・・。
実際仏教系の幼稚園などでも花まつりには甘茶を飲んだりするそうですしね!
いろいろなお茶を扱っていそうなお店などで聞いてみたのですが、実店舗で甘茶を扱っているところを見つけることができず、ネットで購入!
甘茶とは、アジサイ科の落葉低木のアジサイの変種の若葉から作られ、砂糖を入れていないのにその名の通り甘いお茶です。
確かに甘い。「砂糖を入れた麦茶」などと形容されることもあるようですがそれともちょっと違うような・・・?独特の甘みで、甜茶ともまた違います。長男は「なんか舌がしびれるような感じで嫌」と言っていました。渋みが出てしまったのかもしれません。次男はおいしいおいしいと飲んでいましたが、長女もムリだそう。好みがわかれます。私もあまり得意ではないかも?飲めなくはないけど・・・。健康茶としての支持もあるようなので飲んで損はなさそうですが、味が独特なので好きじゃないと続かないかも・・・?
何はともあれ、花まつりについて調べてみなければ甘茶を飲む機会もなかったかなと思うので良しとします!
春の訪れを感じ、楽しもう!
前回ご紹介したイースターはキリスト教徒が春の訪れを感じる行事だとご紹介しましたが、花まつりも仏教の世界では春の訪れを楽しむ行事。もともと「灌仏会」という仏教行事を「花まつり」と呼ぶようになったのは100年ほど前からで、桜が満開になるころに行われる行事なのでそう呼ばれることになったともいわれているそうです。
「季節はここから変わる」というものでもありませんが、行事で季節の移り変わりを実感するという事もありますよね。キリスト教徒でも仏教徒でもない私ではありますが、イースターや花まつりも春の訪れを知って、気づいて、楽しむきっかけの日として心に留め置いておこうと思いました。
春は宗教上でも「復活」や「誕生」イベントがあって新しい何かが始まる感が満載の季節!この春のワクワク感に乗じて、特別なことでなくてもいいので何か新しいことを始めてみるのもいいですね!