1月17日は「おむすびの日」!
1月17日は「おむすびの日」。1995年のこの日、阪神淡路大震災が起きました。食べ物もなく不安の中にいた被災者たちはボランティアによる炊き出し(おむすび)に助けられたといいます。この事をきっかけに、ごはんやお米の大切さを見直し、ボランティアの善意を忘れないため、そしてあの大震災を忘れないためにと、この日を「おむすびの日」としたそうです。
ちなみに6月18日は「おにぎりの日」。日本最古のおにぎりの化石が見つかった石川県鹿島郡鹿西(ろくせい)町(現:中能登町)の「ろく」と、「米」という字が「十と八」からできている・・・という事で6月18日は「おにぎりの日」です。
↓「おにぎりの日」の記事
「おむすび」と「おにぎり」は違うもの?
さて「おむすびの日」と「おにぎりの日」は別々の理由から制定された記念日ですが「おむすび」と「おにぎり」は違うのでしょうか?地域によって呼び名が違ったり、作り方や形状で呼び名が違う、など様々な情報があるようですが、辞書的には「おむすび」「おにぎり」「にぎりめし」は同じものをさすそうです。もともと地域によって呼び方が違ったりしたようですが、人の往来が増えた現代では地域差というより家庭や個人レベルの違いになりつつあるようです。
今までのブームとなった「おにぎり」 コレ知ってる?
「おむすびの日」についての記事ですが・・・すみません、ここからは「おにぎり」呼びで進めさせていただきます・・・。
さて弥生時代の昔から食されているとされる「おにぎり」ですが、様々な「ブームおにぎり」が誕生していたのをご存じでしょうか?図書館でおにぎりの本を検索したところ、2015~2016年あたりにちょっと変わったおにぎりの本がたくさん出版されていました。いくつか作ってみましたが、どうでしょう?覚えてますか?
なんと「にぎらない」!?ボリュームおかずを包み込む「おにぎらず」
「おにぎらず」はその名の通り「にぎっていないおにぎり」。広げた海苔にご飯、具材、ご飯の順に乗せて海苔で包むという作り方からその名がつきました。もともとは90年代にお料理マンガから生まれた料理ですが、その約25年後に大流行しました。ボリュームおかずを包めることと、断面が美味しそうな点がSNS時代にウケたのでしょう。
三角でも丸でも四角でもない!?「スティックおにぎり」
「スティックおにぎり」はラップで包んだご飯を長細く成形したおにぎり。口が小さな子や、人前で大口開けて食べたくないな~って方におススメな形状です。ラップで包むので具をカラフルにしたりすると華やかになり、かわいい柄のクッキングシートで包んだり、キャンディ包みにして端をリボンで結んだりするとパーティにもぴったりのお料理に。
オイルのメリットをおにぎりでいただく!「オイルおにぎり」
「オイルおにぎり」はごはんや具材にオイルを混ぜて作ったおにぎり。太る~などと避けられがちなオイルですが、摂り方で美容や健康効果が期待できたり、腹持ちが良かったりとメリットもあります。そのメリットを上手に摂り入れようというのが「オイルおにぎり」。ごま油やオリーブオイルなどのオイルを効果的に使って、美味しくて美容や健康に良い効果を期待できるスーパーおにぎりにする!それが「オイルおにぎり」です。最近はオイル類もびっくりするほど高額になっているので、かなり高価なおにぎりになってしまいそうですけどね。
おにぎり(おむすび)の可能性は無限大!
上であげた数々のおにぎり、覚えてるもの(知ってるもの)ありましたか?ご飯を食べやすい形(好きな形)にまとめたもの、おにぎり。シンプルな料理なだけに様々なバリエーションが登場しブームを起こします。ここ数年フランスでも流行して、昨年は「パリおにぎり」なるものが逆輸入されて話題になりました。
「おむすびの日」をきっかけにその存在に感謝しつつ、「次に流行る、今の時代に合うおにぎりは何か」「災害時にはどんなおにぎりが良いのか」などとその無限に広がる可能性について、想像をめぐらせてみるというのも良いかもしれませんね!・・・なんて難しいことは言わずに、今日も好きなおにぎり(おむすび)を食べましょう!