今年の大寒は1月20日です ところで『大寒』とは?

木々も寒そう!
『大寒』は二十四節気のひとつで、一年の中で最も寒い時期だといわれています。二十四節気は、1年間を太陽の軌道をもとに24に区分した季節の目安です。『大寒』は『立冬』(11月7日または8日~)から始まった冬パートの最終章です。
『大寒』にまつわる食べ物は?
大寒の日に「これを食べると良い!」というものはなさそうですが、この時期に作られたものはちょっと特別です。大寒の時期に仕込んだり、この時期の水を使って作られたりしたものは、味わい深く、縁起が良いとされています。「一年で一番寒いこんな時期の水なんて冷たすぎて仕事にならないから休もう」とならないのが、昔の人のすごいところ。「一年で一番寒い時期」であることを生かした大寒仕込みの食べ物を、少しご紹介します!
『寒の水』で仕込んだ発酵食品

米麹で仕込んだ甘酒 甘酒、あったまりますよね
この時期の水は「寒の水」と呼ばれ、一年で最も冷たく、不純物が少なくて雑菌が繁殖しにくいといわれています。この水で仕込んだ味噌や日本酒などの発酵食品は「寒仕込み」と呼ばれ、発酵がゆっくり進み、味わい深いものとなるようです。味噌や日本酒と同様、米麹や酒粕を使って作る発酵食品に「甘酒」があります。一年で一番寒い時期に身体を温める飲み物として好まれてきたことから、1月20日は「甘酒の日」と制定されました。

米麹のアップ 寒の水で仕込むと雑菌が少ないので、麹の仕事がしやすくなる!
『寒の水』で炊いて寒風にさらして作る保存食

写真は福島県の「凍み餅(しみもち)」 10時間以上水につけてから調理するのだそうです
清らかな寒の水で炊いた餅米を使ったり、大寒の時期についた餅は「寒餅」と呼ばれ、ありがたいものとされています。地域によっては、薄く切った寒餅を一か月ほど風にさらして乾燥させ、保存食とするところもあります。富山の「寒餅」、福島の「凍み餅」などです。富山の寒餅が気になって富山のアンテナショップに足を運んでみましたが、常に売られているものではないとのこと。基本的に今の時期に生産しているため、出回るのはもう少し先なんですね。
大寒の時期に産まれた『大寒卵』

卵は卵でも、この時期の卵はちょっと違う!?
「大寒卵」とは、大寒の時期に生まれた鶏の卵のこと。もともと鶏は冬に産卵することが少なかったため、寒い時期に生まれる卵は貴重で、縁起が良いとされていました。
また、冬になると鶏は寒さに耐えようと栄養を蓄えるため、生まれる卵も栄養価が高くなるといわれています。
そんな縁起が良くて栄養価の高い「大寒卵」は、卵農家の直売所やオンラインショップ、百貨店などで手に入るそうです。HPには、人気商品なので予約が安心との記載がありました。
ただ、かつては冬の卵が希少だったとはいえ、今は通年手に入りやすい卵。大寒を過ぎたら、いつものスーパーでも並ぶのは大寒の時期に生まれたたまごですよね、きっと。栄養価も高く、縁起も良いはず!
大寒が過ぎたら春!・・・?
冒頭で大寒は冬パートの最終章と言いましたが、大寒の最終日は節分、翌日は立春です。そう、暦の上では春!
…ではありますが、一年で一番寒い時期の翌日が急にあたたかくなるわけでもなく、当分寒い日が続きます。それでも「暦の上では春」と聞くと、なんだかうきうきしてくるのは私だけではないはず!
さむーいこの時期を体を温める甘酒や栄養価の高い卵で乗り切って、うきうきの春を元気に迎えましょう!


