土地が変われば味も変わる!あの土地の「お雑煮」を再現!【前編】

新年あけましておめでとうございます!

お正月といえばお雑煮を食べるご家庭も多いのではないでしょうか?
お雑煮は全国の多くの場所で食べられているようですが、その土地その土地でかなり内容が違う郷土料理。話には聞いたことがありますが、実際どんなお雑煮があるのでしょうか?こどもと一緒に調べた中から「コレってどんな味?」「これはおいしそうだから食べてみたいね!」というようなお雑煮をいくつかセレクトして作ってみました!

どんな違いがあるのでしょうか?

具材も土地にちなんだものや縁起を担いだものなど様々ですが、絶対入っている「お餅」。このお餅の形が四角の切り餅なのか、丸餅なのかというところがまずは大きな違い。あとはおしょうゆベースなのか、おみそベースなのか(おみそは白みそが多いですね!)そのあたりに注目しながらご紹介します!
今回私は農林水産省のHPに掲載されているレシピを参考に作っていますが、おそらく土地が少し変わったり、またご家庭によっても内容は変わると思いますのでご了承ください。

1.【東京】具もたっぷり! 江戸雑煮


・餅:四角
・だし:かつおこんぶ
・味:醤油
・具:鶏肉、青菜、大根、人参、しいたけ、かまぼこ等

わが家でもこのスタイルが多いので親近感のある「江戸雑煮」。四角いお餅、おしょうゆベース、鶏肉と青菜が入っているのが特徴なのだそう。青菜、鶏肉で「なとり雑煮」。「名取(敵を倒して名をあげる)」にかけているそう。何となく入れていた具材に意味があったことを知って驚きです!

2.【香川】 しょっぱい×甘!?「白みそあん餅雑煮」



あんこ入りの丸餅!?
・餅:あんこ入り丸餅
・だし:いりこ
・味:白みそ
・具:大根、人参、豆腐など

昔そのウワサを聞いて「え?どういう事!?」と思ったお雑煮。甘いの?しょっぱいの?と子どもたちも興味津々。昔、まだ一般家庭では普段口にすることができなかった特産の高級砂糖を、お正月のごちそうとして年に一度使うようになったのが始まりなのだそう。白みそが甘いのであん餅との相性も良く、思ったほど違和感なく、いやむしろ美味しくいただけました!

3.【茨城】 真っ白い雑煮!?「常陸太田(ひたちおおた)雑煮」


真っ白なスープの正体は・・・

お豆腐と白みそ!
・餅:四角
・だし:こんぶ
・味:白みそ、砂糖、塩

真っ白なスープの正体は、すりつぶしたお豆腐!すり鉢ですりつぶしたお豆腐をこんぶのお出しでのばし、砂糖と塩で味付けしたお雑煮です。東日本はおしょうゆ仕立てのお雑煮が多い印象ですが、おみそを使っているところも特徴的です。お豆腐と白みそのほんのりあまじょっぱいポタージュ風のお雑煮はとても個性的!ちょっと疲れた時にもおすすめです。
お豆腐をすりつぶしている時に味見をした娘は「豆乳で作った方が早いんじゃない?」と・・・まあ確かに!でもお豆腐をすりつぶすからこそ、ポタージュ風のお雑煮が楽しめるんだと思いますよ!

4.【広島】わが家で一番人気!「牡蠣雑煮」


テンションの上がる牡蠣入りのお雑煮!
・餅:丸餅
・だし:かつお
・味:しょうゆ
・具:牡蠣、大根、人参、白菜など

牡蠣の産地として有名な広島のお雑煮にはやはり牡蠣が入っているそう!かつおのお出しに牡蠣のうまみも溶けだしているので、スープもとっても美味しいお雑煮です。葉物野菜が、調べた中では小松菜などの青菜が多かった中「白菜」というのも珍しいなと思いました。

今回は4つのお雑煮を紹介しましたが、まだまだ気になるものがたくさん!後半でもびっくりしちゃうお雑煮をご紹介します!

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