ところ変われば醤油も変わる!?子どもが驚いた「甘い醤油」とは?

九州へ旅行してきました!

夏休みですね・・・毎日毎食準備しなくてはならない辛抱の約40日間も後半に突入して、とにかく早く終われと指折り数えている私です・・・。
そんな夏休みの中盤、私と小学生組2人とで私の母の帰省のお供を命じられ、九州へと数日間行ってまいりました。九州旅行・・・といっても熊本の超絶田舎にある母の実家や親せき回り、友人宅訪問等、ほぼ観光色はあまりありませんが・・・(笑)(ちなみにちょうど九州に台風6号が近づいてくるというタイミングで、一日早めに帰ってきました。)

そうそう、熊本城は行きました!

太平燕(タイピーエン)も食べました!・・・あれ・・・結構観光してますねぇ

熊本駅でゲットした「辛子レンコン」と「いきなりだんご」

九州のお醤油は甘い!

数日間お世話になったのは母の弟(私の叔父)さん宅。突然大勢で押しかけて大変ご迷惑をおかけしました・・・。ほぼ毎食「ヤマメ」が出たのですが、(叔父さんの趣味がヤマメ釣り)さかな嫌いの次男も塩焼きをおいしいおいしいと食べてて驚き!やはり素材の良さと新鮮さは美味しいを格上げするのだなと実感しました。
さて、前置きが長くなりましたが、今回気になって取り上げるのは「醤油」です。食事に出していただいたお刺身に添えられた醤油。これが、甘い。私は「九州の醤油は甘い」というのは知っていたのですが、子どもたちにはちょっと驚きだったようで「え!なんで?なんで甘い醤油?」という事に。叔父さんたちは「え?違うの?普段の醤油だけど」という感じ。
確かになんでといわれると返答に困るので、ちょっと調べてみました。

鹿児島空港で買った「空弁」のお寿司についている醤油も甘かった!

暖かい地方、新鮮な魚の食べられる地方は醤油が甘い!?

醤油が甘いのは九州だけかと思っていたら、四国の西側や日本海側の地域にもみられるのだそう。でもやはり甘い醤油といえば九州、特に南にいくにつれ(宮崎、鹿児島)甘さが強まるのだとか!
鎖国時代に唯一の外交窓口だった出島が近く、当時貴重だった砂糖が比較的手に入りやすかったのでお醤油にも入れるようになったという説や、温暖な地域はよく汗をかくので甘いものを好むという説、新鮮な魚の刺身(身が固め、味もあっさりめ)にはトロっと甘い醤油が合う等々・・・九州のお醤油が甘いのには気候や歴史的背景などがあるようです。

特別な方法で作っているのかと思ったら!


九州のお醤油を買ってみました!
右の「甘くておいしい醤油」と、普段わが家で使っている生協で買っている醤油の原材料を比べてみました

左が九州の醤油、右が千葉の野田市の工場で作られているわがやの醤油
九州の甘い醤油は製造上の違いで甘くなるのかと思っていましたが(甘めの味噌のように)、なんと「しょうゆ」を原材料に砂糖などで味をつけた「しょうゆ加工品」なんですね!(たくさん見てないので全部がそうじゃないのかもしれませんが)
上の写真の左の小さな「透明醤油」これも熊本の会社の醤油だったので購入しましたが、こちらは特に「九州だから」という事ではないそうです。新しい醤油として「透明」の醤油を作りだしたのだそう!普通に作ったしょうゆを透明に加工する技術にはケミカルな方法は使っておらず、安心して食せるのだそう。

こちらは「しょうゆ風調味料」
食材に余計な色がつかない、飛び散ってテーブル上や衣服に落ちにくい染みを作らないなど、透明醤油の魅力はたくさんあります。味は九州独特の甘みをつけず、全国的に愛される商品にという思いも感じ取れますね。とにかく「黒い(紫?)」が普通だった醤油を透明にしちゃおうという発想と挑戦がすごすぎます!

醤油って、色々ある!



全国からこだわりの食品を仕入れているお店(都内)の醤油売り場です。こんなにいろんな醤油の需要があるのか!?と思いますが
今回他の地域のお醤油はどんなかな~と全国の美味しい食品などをおいているショップ(最近増えてますね)を覗いてみたところ、すっごく種類があって驚きました。全国の地域の特徴的な醤油だったり、使い方に応じた醤油だったり(刺身用、たまごかけご飯用、納豆用、餅用なんてのも!)体質や健康に応じた醤油だったり(減塩、小麦を使わない、など)とにかく種類が多くて驚きました。
「あ!日本全国の醤油を調べて自由研究にしてみては?」と子どもに提案してみましたがスルー。え!こんなに興味深いネタなのに・・・興味ないかー・・・残念!
私はしばらくは醤油売り場を見つけたら醤油のスペックを熟読してしまいそうです。醤油売り場でニヤニヤしながら醤油瓶の裏を見ている怪しい人がいたら私かもしれません・・・(笑)

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