今年のイースターは3月31日です!
イースターとは、十字架にかけられたイエス・キリストが3日後の日曜日に復活したことを祝うお祭りで、キリスト教を信仰する人々にとってはクリスマス以上に重要なイベントです。春の訪れを喜び、その年の豊穣を願うという意味が込められています。イースターは「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」とされていて3月下旬~4月下旬の日曜日にあたります。クリスマスと同じくらい、むしろそれ以上に重要なイベント!という割にはなかなか日本では浸透しないのは日にちが毎年変わるのが原因でしょうか?卵やウサギなどのモチーフもかわいく、色もパステル調のグッズが多いのでもう少し浸透しても良いような気がするのですが・・・数年前に100均で「おお!イースターコーナーが充実している!これはこれから流行っていくのかな?」と期待しましたが、コーナーはそれ以上充実・・・というか縮小傾向・・・個人的にはもう少し盛り上がってほしいところです。
イースターは何する?何食べる?
イースターには家族や親しい人たちと食事をしたり、エッグハントなどのゲームをしたりして楽しむことが多いそう。日本でも「たまご」や「うさぎ」というイメージがあるようにイースターには復活や誕生を象徴する卵や、子孫繁栄や豊穣を象徴するうさぎモチーフが定着しているようです。
キリスト教を信仰する国は多く、その国によって「イースターに食べるのはコレ!」という料理も様々な種類があり、それぞれに意味や願いが込められています。
今回はイギリスのイースターには欠かせないという「シムネルケーキ」を作ってみました!
「シムネルケーキ」とは?
イギリスのイースターには欠かせない「シムネルケーキ」。ラム酒付のドライフルーツがたっぷり入ったどっしり系焼き菓子です。特徴は、アーモンドパウダーと粉糖と卵で作った「マジパン」をケーキの中や装飾にたっぷり使っているところ。日本ではマジパンってあまりなじみがないか、「ああ、ケーキの上にのってる飾りを作ってるあの美味しくないやつ」という印象ですが、ヨーロッパのお菓子に使うマジパンはアーモンドパウダー、砂糖、卵で作られている「やった!入ってる!」とうれしくなっちゃう存在のようです。そうそうドイツのクリスマスに欠かせない「シュトーレン」にも入っていますよね!
そんな「入っているとうれしくなっちゃう」マジパンをたっぷり使ったシムネルケーキに挑戦です!
さっそく作ってみよう!
私は3日前から仕込み始めました。まずはドライフルーツをラム酒に漬け込みます。
2日目はマジパン作りから。材料を混ぜたら冷蔵庫で数時間冷やします。そして生地を作り始め、中にマジパンを入れてオーブンで焼き、粗熱が取れたらラップで包み一晩おきます。
3日目、マジパンでケーキを飾ってオーブンでマジパンに色がつく程度焼いて出来上がり!
ちなみにケーキの上にのっている丸めたマジパンはイエス・キリストの12使徒から裏切り者のユダを除いた11人の使徒を意味するそうです。
お味は・・・?
ドライフルーツぎっしりのケーキは文句なく美味しいのですが、マジパンがいい味出しています!飾りのマジパンはそとカリっと中しっとり、ケーキの生地内に入れ込んだマジパンはじゅわっとしっとり生地となってこれまた美味しい。マジパンすごいです!他にもマジパン使った美味しいお菓子を知りたくなりました。
キリスト教徒ではなくっても春の訪れはうれしい!・・・
キリスト教国でも「復活祭」としてでなく「春の訪れを」を祝うとされるイースター。ウキウキワクワクの春とともにやってくるこのお祭りを、美味しいお菓子や卵のお料理などとともに楽しんでみませんか?