こどもの日に柏餅をたべるのはどうして?
5月5日は“こどもの日”。言わずと知れた国民の休日です。祝日法によると「子供の人格を重んじ,子供の幸福をはかるとともに母に感謝する日」なのだそう。ご存じでしたでしょうか? 子どもの成長を願うだけでなく、母にも感謝する日だったのですね!
また こどもの日には“かしわ餅”を食べるという古くからの習わしがあります。柏には「春に新芽が出るまで葉が落ちない」という特性が有り、そのことから子孫繁栄を願う縁起物として端午の節句に食べられるようになったそうです。
こどもの日のシンボルのひとつといえる柏餅、柏の葉さえ手に入ればあとはスーパーで手に入る材料を使い、電子レンジでも簡単に作ることができます。今年は親子で一緒に柏餅作りを楽しんでみませんか?
柏餅の作り方
「団子粉」とはうるち米の粉ともち米の粉が半々でブレンドされている商品です。手に入らない場合は上新粉(うるち米の粉)と白玉粉(もち米の粉)を合わせて使います。その際は白玉粉を水で溶いてから上新粉を加えると作りやすいです。柏の葉は製菓材料店などで取り扱っています。
材料(5個分)
- 柏の葉…5枚
- 団子粉…150g
- 水…120~150㏄
- 砂糖…大さじ1
- あんこ…150g~200g
作り方
【準備】
柏の葉:さっと洗って水けを切っておきます。お餅を包む面に薄く油を塗っておくと餅がくっつきにくくなり、食べやすくなります。
あんこ:5等分に分けてラップで包んで丸めておきます。
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- 耐熱のボウルに団子粉と砂糖、分量の水をまず120㏄ほど入れ混ぜ合わせる。水分が足りなければ少しずつ足して、ひとかたまりにする。
- ふわっとラップをして600wの電子レンジで2~3分加熱して取り出してすりこぎで混ぜながらつく、という作業を2~3回繰り返す
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- お餅をつく作業は子どもたちの大好物です!おまかせします!
- 2が温かいうちに5等分し、ラップに包んで丸め、それを楕円形にのばす
- 3であんこを包み、柏の葉で包んで完成!
本格的な作り方だと柏の葉で包んだ後に蒸す工程もありますが、おうちで作るのでお好みで!
また、和菓子屋さんなどでは中のあんこによって葉っぱの裏表どちらを外に出すかを変えていますが、こちらもおうちで作るのでお好みでよいかと思います。
ともに楽しむことで、残したい
日本には様々な催事と、それにまつわる食があります。「この日にはこれを食べる。そういうものだから」それでも十分だと思います。でも由来を知ったり、自分で作ってみたりするとその食べ物がちょっと特別なものになりませんか?そしてそのことを誰かに伝えたくなりませんか? 子どもたちと催事食についての情報や楽しむ時間を共有することで、将来彼らが大事な人と催事食を楽しむことにつながれば・・・そしてその文化が楽しい雰囲気とともに残っていけばいいなと願います。
お店のものでももちろんOK!
今年はかしわ餅を片手に、こどもの日を楽しんでみませんか?