母親が漬けた梅酒を1瓶もらった。梅の実もたっぷり入ってる。
この梅の実、そのまま食べたり、梅酒を飲むときに入れたりしてもいいけど、なかなかの量だ。
もちろん捨てるなんてもったいない。そんな時はジャムにしよう。
梅酒の実でジャムをつくる
大好物の梅酒の実
先日、母が「一昨年漬けた梅酒があるんだけど、こんなに飲めないからあげる」と言って梅酒をひと瓶くれた。
2年もの。いい色してるね。
実は、梅酒に漬かった梅の実(以降、カンタンに梅酒の実といいます)が昔から大好物だ。
祖母が生前よく「あんたはまだ保育園くらいの時だったか、目を離したすきに流し台の下で漬けていた梅酒の実をみつけては赤い顔してポリポリとよう食べてたわ」と、言っていた。
昔からといっても筋金入りのようだ。梅酒の実のおかげでお酒を嗜む悦びを覚えてしまったのかもしれない。ばあちゃん、ありがとう。
さて、この梅酒の実、もちろんそのまま食べたりしてもいいのだけど、今回はせっかく大量にあるのでジャムにしてみた。
作り方はカンタン
※アルコールを飛ばしたい場合や酒感がいらない場合は、梅酒の実を2回ほど熱湯で茹でてアルコールを飛ばしてください!
今回は、むしろアルコールがそこにいなくてはダメなR20指定の梅酒ジャムをつくりたいので熱湯で茹でずにそのままジャムにしていく。
まず、梅酒の実と種を分ける。よく漬かっていれば梅酒の実は柔らかくなっているので、手で剥いて種と分けることができる。
しわしわになっている梅は固いので無理して使わなくてよい。(凍らせたら梅酒ロックの時に氷替わりになるよ)
種が無くなった梅酒の実をざくざくと粗みじん切りにする。
あとは、梅酒の実の重量の3~4分の1くらいのグラニュー糖と梅酒を少しいれて弱火でやさしく煮込んでいく。
もともと梅酒の実はたっぷりの氷砂糖で漬けられているのでふつうのジャムより砂糖は少なめでよいかも。
酒に漬かっていたため実が崩れやすくジャム状になりやすい。
ジャムはよくペクチン(この成分があると果汁がジャム状になる)としてレモン汁を入れたりするけど、梅の実自体にペクチンが含まれているので不要。煮込んでいると自然にトロトロのジャム状になる。
あとはお好みのとろみ具合になれば完成。
冷めたら煮沸消毒した瓶につめて保存。
そのお味は
口に入れるとアルコールのおかげでホワーッと梅酒の風味がジャムの甘さと一緒に広がる。
どちらかというとタンパクな塩味のものとの相性がいい気がする。ソースとして使ってもおいしいと思ったので、白身魚のバタームニエルに合わせてみた。
ビンゴ!ホワーっと梅の甘さと酸味とアルコールがバターの脂と塩気によく合う!
(盛り付けは相変わらずセンスがない・・・)
他にもいろんな料理に使えそうなので、どんどん試してみたい。
というわけで、R20指定の梅酒の実ジャム、未成年の手の届かないところに保存しましょう♪
では、また。