自家製の糠漬けが食べたいけど糠床作るの面倒くさいと思っている方、「味噌糠床」がおすすめですよ

ある日、自分で糠漬けをつくってみたい、と思い立った。

糠漬けの作り方をネットで調べてみたが、
最初は毎日混ぜたり、定期的に野菜の漬け捨てをしたり、1か月くらいは糠床を育てる期間がかかるとのこと。

糠床は、糠そのものや漬ける野菜にいる酵母や乳酸菌で、糠を「発酵」をさせたものなので、いい感じに発酵するまでに手間暇かけて育てていかなかいといけない、というわけだ。

つくってみたいと思い立ってから5分くらいで、「ちょっとめんどくさいかも・・・」と思い始めた。「面倒くさがりな上にせっかち」という、それこそ面倒くさい性格の私にはちょっと無理かも・・・

どうしようかなーと悩んでるときに、なんとなく思い立ったのが、「糠をいい感じに発酵させるのではなく、いい感じに発酵したものに糠を混ぜる」という方法。

というわけで、冷蔵庫にあったいい感じに発酵したもの=「味噌」と糠を混ぜて即席の糠床を作ってみた。

超カンタン!味噌糠床づくり

前置きが長くなりましたが、味噌糠床の作り方、ほんとうにカンタンです。
今回は大根を漬けました。沢庵はいわば大根を糠で漬けたものなので、うまくいけば沢庵ができるはず。


大根は2週間ほどベランダで干した。干しておくだけなので、この作業はめんどくさくない。

味噌糠床
<材料>
味噌:糠 = 1:1
旨味の素(昆布、柚子皮※1週間干した)
鷹の爪(腐敗防止に)

本来の糠床は塩や砂糖、麹なんかもいれるのですが、味噌のおかげで不要です。

<作り方>
全部よく混ぜる⇒味噌糠床完成!
 
糠は米粒の皮の部分なので無農薬の糠をおススメします!
ちなみにこの状態の糠床もホロホロしておいしく、これだけで酒のつまみになります。

もう床は発酵した味噌のおかげで育っている、ということにして、干した大根をすぐに漬けてみました。本来の沢庵づくりは上から重しをしたりしますが、たぶんそれもいらないな。
 
大根を敷布団と掛布団でサンドして・・・おやすみなさいzzz

その後、冷蔵庫で3週間寝かしました。
糠床は毎日混ぜないといけないらしいけど、1週間に1回大根の漬かり具合を見る時に混ぜたくらいで、あとはほったらかしです。

できあがり

3週間の眠りから覚めた大根。

おはよう。ごきげんいかが?


そのお味ですが・・・ちゃんと大根が沢庵になってる!

味噌辛くなるかと思ったけど、糠の風味のほうが勝っていて、おいしい!

しかも、大根を漬けたことで味噌糠床もいい感じに馴染んで、元気な床に育っています。
これから先もずっと使えそうです。(糠足したり、水抜いたり、定期メンテは必要だけど)

めんどくさがりでもおいしい自家製糠漬けを作ってみたい方、味噌と糠でつくるカンタン味噌糠床、おすすめですよ。

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