1月11日は「鏡開き」!鏡開きって・・・なにする日?

1月11日は鏡開きです!


「鏡開き」はお正月に年神様や仏様にお供えしていた鏡餅を下げてみんなで食べる行事です。鏡餅は年神様の力が宿っている特別な食べ物。無病息災を祈ってそれをいただきます。その際にかけらも残さずいただくのが重要なのだそうです。また、鏡餅を「切る」のは縁起が悪い、もともと武家から始まった行事なので切腹を連想する、などという理由から「鏡餅は刃物で切らない」というのもよく言われています。木づちなどで叩いて割るとありますが、今のお家になかなか木づちってなさそうですけど皆さまどうされているのでしょうか?私はがんばって手で割ります!

さあ、鏡餅をいただきましょう!

おしるこ・ぜんざい でいただく?


「おしるこ」と「ぜんざい」の呼び方は地域差があるようです
さて、割ったお餅はどういただきますか?おしるこ(ぜんざい)で食べる、という意見をよく耳にしますが、それには理由があるのでしょうか?もちろん、あります!昔から小豆には「魔除け」や「邪気払い」の意味があり、一年中様々な行事食として登場します。新年を無病息災で健康に過ごせるようにと願っていただきましょう。小豆にとって新年最初の仕事が鏡開きのおしるこ(ぜんざい)ともいえるかもしれませんね。今年もたくさん魔除けと邪気払いしてもらいましょう!

お雑煮でいただく?


鏡開きが武家由来の行事なので、お雑煮も武家社会臭のする「江戸雑煮」にしてみました。菜っ葉と鶏だけの「名取り(菜鶏)雑煮」は東京のお雑煮の基本形なのだそう
お雑煮は平安時代から食べられていたようですが、その頃はまだ貴重なごちそうで、貴族の食べ物でした。今のように一般的に食べられるようになったのは江戸時代からだと言われています。お正月にお供えしたお餅を下げて、家族の健康と豊作を祈っていただく料理として食べられるようになったのだとか。だとしたら鏡餅のお餅はお雑煮で食べる!というのも捨てがたい・・・。お雑煮は地域によって様々な味が楽しめるので、お好みのお雑煮で食べるというのもありですね!

土地が変われば味も変わる!あの土地の「お雑煮」を再現!【前編】
新年あけましておめでとうございます! お正月といえばお雑煮を食べるご家庭も多いのではないでしょうか? お雑煮は全国の多くの場所で食べられているようですが、その土地その土地でかなり内容が違う郷土料理。話には聞いたことがありますが、実際どん...
土地が変われば味も変わる!あの土地の「お雑煮」を再現!【後編】
お雑煮沼にはまってます! 日本各地のお雑煮の多様さにひかれてお雑煮三昧のわが家は、ここひと月で1㎏入りの切り餅の袋を7~8袋消費する勢いです!ひとり2~3個食べるので・・・一袋なんてすぐ終わります・・・。余談ですが袋入りの切り餅は、外の袋...

大事なのは、余すことなく食べること!


鏡開きに関して、大事なことがいくつかあるようです。例えば「『松の内』に食べること、またはいつまでも飾っておくこと」。「松の内」は正月事始めから神様がお帰りになるまでの期間でお正月のお飾りなどを飾っている期間。地域によって異なります。(現在の「鏡開きは1月11日」は「松の内は7日まで」とした場合の日にちなので、現在は「松の内は7日まで」が多いと思われます。)他には「刃物で切らない」こと。先にも述べたように縁起が悪いですからね!もう一つは「鏡餅を捨てる」こと。神仏にお供えした鏡餅を捨てるのは失礼にあたるのでNGです。せっかくのパワーフード。余すところなくいただいて、福を取り込みましょう!

トップへ戻る
タイトルとURLをコピーしました