肴は練った味噌がいい・・・なんとなくレシピ ―「練りごぼう味噌」

「なんとなくこんな感じかな」で作る「なんとなくレシピ」第2弾です。

なんとなくレシピ「練りごぼう味噌」

肴は練った味噌がいい

八代亜紀は「お酒はぬるめの燗がいい、肴は炙ったイカでいい」と遠慮がちに歌っていました。でも遠慮がちな割には、酒の飲み方や肴にこだわっていて贅沢してるじゃん、と感じるのは私だけでしょうか。おそらく「が」と「で」の使い方が絶妙なせいだと思います。阿久悠のなせる業ですね。
さて、おうち飲みの機会が増えた今日この頃。今回ご紹介するのは、これひとつで日本酒との無限ループに陥る「練りごぼう味噌」の作り方です。「お酒は辛口の冷やがいい、肴は練った味噌がいい」とすると、ただのワガママにしか聞こえませんね。

材料と作り方

<材料>
味噌(麦でも合わせでもお好みで)、酒、みりん、砂糖、無塩バター、ごぼう、油(胡麻油がいいかな)、胡麻。
分量はいつものことながら、なんとなくこれくらい、という感じでOKです。自分が作りたい量と味つけで作ってね。

<作り方>
まず、ごぼうを刻んで水につけてアクを抜いておく。

今回は家に大量の甘栗があって消費しきれないので、甘栗いれちゃいました。(甘栗むいちゃいました、みたいになった)
なので正確には「練りごぼう甘栗味噌」です。

ごぼうは油で炒めておく。

表面がきつね色の焦げ目がついたくらいが美味しいのではないだろうか。なんとなくそう感じる。

鍋に味噌、酒、みりん、砂糖を入れ、弱火で練る。
少し味見をして自分好みの味になっていればいいんじゃないかな。

味噌の粘度も自分好みで。ただ冷ましている間にも水分が飛んで固くなるので、気持ち柔らかめがいいかも。

なんとなく自分好みの練り具合になったら、ごぼうと胡麻を入れ(今回は甘栗も入れ)て、また練り混ぜる。

ところで「ねるねるねるね」というクラシエフーズの知育菓子のネーミングはすばらしいと思う。響きがとてもいい。(「知育菓子」もうまいことを言ったものだねと思う。そういえば「甘栗むいちゃいました」もクラシエフーズだったな。すごい。)
「大人のねるねるねるね」として練り味噌キットを発売したら売れるかも。

最後に隠し味に無塩バターを入れる。テレビで練り味噌の隠し味にバターを入れているのを観たことがあったので真似してみた。味がまろやかになって旨味が増すとのことなので、なんとなくやってみた。
まあ、でも味噌とバターは組み合わせとして最高なので不味くなるわけがない。

塩入のバターだと、塩味が強くなってしまうので無塩バターのほうがいいと思います。(これは少し量が多かったかも。バター愛が溢れ出てしまった)

少し練って、なんとなく全体が馴染んだかなというところで完成。

冷めたら清潔な瓶につめて冷蔵庫で保存。
日にちが経つほど味が馴染んで、どんどん美味しくなっていくよ。

そして始まる、日本酒と味噌の無限ループ

1日冷蔵庫で寝かせた味噌と、晩酌開始。

辛口の日本酒とよく合う気がする。(今回は和歌山の「紀土(キッド)」と合わせてみた)
こうして、味噌⇔日本酒の無限ループがスタート・・・お酒は辛口の冷やがいい、肴は練った味噌がいいね。贅沢。

でも、お酒はほどほどに、味噌も塩分高いのでほどほどに、適量を心がけましょう。
もちろん白米にも合うのでごはんのおともにもおススメです!

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